我々はすべての人のために設計している。だから、チームはそれを表現すべきなんだ。
Glassdoor/Airbnb
経験がすべてではない。
Airbnbのデザイン部門VP アレックス・シュライファー(Alex Schleifer)は、99Uの編集長マット・マッキューのインタビューに応えて、Airbnbのデザイン部門における採用のポイントを語った。
同社のデザイン部門には「司書」や「整備士」「セラピスト」など、Airbnbの仕事とは無関係と思われる経験を持った人々がたくさん集まっている。マッキューはその理由をシュライファーに尋ねた。
「違う視点で問題解決ができる人たちを迎えることで、デザインに深みが生まれ、ユーザーの気持ちをより深く理解することができるようになります。採用時のポイントは、職歴ではなくポテンシャルです。今のところ、それで上手くいっています。型にはまらない人を採用をすれば、型破りな発想を持つ人を迎え入れることができて、チームにいい意味での多様性が生まれます。我々はあらゆる人のためにデザインをしています。ですから、まずは我々がそれをチームとして表現すべきなのです」
取引の仕方やツールの使い方、作業手順などは教えることができる。しかし、アイデアやセンスは人それぞれが独自に持っているもの。驚きの発想とそれを実現する行動力は、ある人にはあるし、ない人にはない。
「新しいメンバーには、“これなら誰にも負けない”という特技を持っていてもらいたいです」とシュライファーは言う。
「仕組みを用意することはできます。何百万人ものユーザーがいる商品に関わる仕事も用意できます。研修も準備します。必要なものはすべて与えます。我々が新しいスタッフに求めるのは、“特技”と“野心”なのです」
*Airbnbはロードアイランド・スクール・オブ・デザインの卒業生たちによって設立された。
(敬称略)
[原文:Why Airbnb doesn't choose new hires based solely on experience]
(翻訳:Wizr)