アメリカ移民はどこからやって来ているのか —— 1820年から年代別に見る、興味深いその変遷

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主要イスラム7カ国からの難民と旅行者の入国を遮断する大統領令に反対して、デモを行う抗議者たち(2017年1月31日サウスカロライナ州コロンビアにて)。

Sean Rayford/Getty Images

移民に対する大統領令は、国民的議論を再燃させたとも言えるが、アメリカは実に長年にわたり反移民感情を抱き続けてきた国でもある。

2016年の米国の世論調査機関の調査では、アメリカ国民の3分の1が移民は「雇用の機会、住宅、医療を奪うためこの国の負担だ」と言い、38%が移民は削減されるべきだと答えている。

その反面で、59%のアメリカ国民は移民たちが「その重労働や才能などで我々の国を向上させてきた」と言及し、移民の割合を現状の維持もしくは増やすべきだと考えている。

移民政策研究所によると、現在アメリカ全人口の13.5%を移民が占めており、これは1860年代における割合と同等。

アメリカへ入国する全体的な移民数は2000年から2005年の500万人でもっともピークに達し、以後減少してきている。


1820年以降にアメリカへ入国した移民の、主な出身地別の推移

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「アメリカの移民はどこからやって来ているのか」※各年数の軸が10年ごとであるのに対し、最後の右端の年数枠は5年であることに注意してほしい。2010年から2015 年は移民数が少なく見えるが、実際の数値はその前10年間(2000年から2009年)と同等になる見込みだ。(出典:アメリカ合衆国国土安全保障省)

Skye Gould/Business Insider

1800年代の移民の大部分はヨーロッパ系であり、1960年代より南北アメリカ大陸(とくにその多くはメキシコ)からの移民だ。

1920年代の顕著な減少は、すでに入国している移民の国籍別の割合に応じた割り当て方式によって、これから入国できる人数の上限を設けた排他的措置法令を議会が可決したことから生じている。アジアからは移民の入国はほとんどなかった。

その後、1952年に議会が法律を改訂すると、移民は増加し始めた。1850年から2013年にかけての各州別で見る移民の主な出身国の推移を、以下の画像で見てみよう。

移住者の出身国はどのように変化したのか(1850年~2013年)

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Pew Research Center

source:U.S.Department of Homeland SecurityPew Research Center

[原文:Here's where US immigrants have come from over time]

(翻訳:バーミンガム昌子)

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