辞任を発表したJust Eatのデイビッド・バットレスCEO
Just Eat
Just Eat CEOのデイビッド・バットレスは今年3月に「緊急を要する家庭の事情」のためCEOを辞任する。
当面は、これまでの6年間、Just Eatの会長を務めていたジョン・ヒューが取締役会長として指揮をとる見込み。
取締役会で後任を選任したのち、バットレスは少なくとも1年は取締役として会社に在籍する予定。
バットレスは文書の中でこう語っている。
「できたばかりのレストランから老舗の食堂まで、その成長をお手伝いすることをミッションとし、Just Eatの素晴らしいチームを率いてきた。彼らとともに働けたことは、わたしにとって最高に名誉なことだった。わたしの決定を理解してくれた取締役会にも感謝の意を述べたい。取締役として会社に残ることができるのも非常に嬉しく思っている。経営はわたしが一番好きな仕事の1つだ。わたしの後任を担ってくれる人の幸運を願っている」
Just Eatは「素晴らしい経営状態」で未来の成長に向けて「しっかりと準備ができている」とヒューは述べる。
バットレスは英国担当取締役を務めた後、2013年にクローズ・ネインガードの後任としてCEOに就任。
Just Eatは2016年中間決算(1月から6月)で、対前年度940万ユーロ(約11億円)増の2470万ユーロ(約29億円)の営業利益を計上。売上は前年度の1億780万ユーロ(約129億円)から1億7160万ユーロ(約206億円)に伸び、増収増益となっている。昨年12月、競合であるHungryhouseとSkipTheDishesの2社を少なくとも2億660万ユーロ(約249億円)で買収すると発表した。
(敬称略)
[原文:Just Eat's CEO is leaving the company]
(翻訳:Satoru Sasozaki)