あの朝、オバマ大統領が娘たちに送った言葉

オバマ大統領

オバマ大統領と娘のサーシャ(左)とマリア(右)。ホワイトハウスのバラ園で行われた七面鳥恩赦式にて。

Chip Somodevilla / Getty Images

予想外の選挙結果をいかに説明すべきか。オバマ大統領は何百万人のアメリカ国民と同じように頭を悩ませていた。The New Yorkerが特集で報じた。

オバマ大統領は民主党のヒラリー・クリントン氏を猛烈に支援するとともに、共和党のドナルド・トランプ氏は偏狭かつ排外主義者であると繰り返し表明してきた。オバマ大統領が残したかった功績の中で、クリントン氏の勝利が占める比重は大きかった 。

しかし、ショッキングな番狂わせの末にトランプ氏が大統領選に勝利した。だがオバマ大統領にはまだ、娘たちに励ましの言葉をかけるという大きな仕事が残されていた。

「彼女たちに伝えることは、人間は複雑な存在だということ」

オバマ大統領はThe New Yorkerのデイビット・レムニック記者に語った。

「社会や文化は本当に複雑だ。数学ではなく、生物学的、化学的で命の宿った複雑なもの。アメリカ国民として、そして良識ある人間としての使命は、優しさや尊敬、理解をもって人と接することを常に肯定し、高々と掲げ、そのために闘い続けることだ」

「突発的に沸き起こる偏見に向き合ったり、自分の中にある偏見を克服しなくてはならない可能性をいつだって考えておく必要がある。これは終わらない闘いだ。しかし、背中を丸め、頭を抱え込む必要も、この結果がこの世の終わりだと心配する必要もない。代わりに『よし! 前に進み続けるにはどこから押し返そう』と考えればいい」

少なくとも世間の目には、大統領選以降トランプ氏とオバマ大統領の間に懐柔的な雰囲気がみられる。先週、両者は非公式の面会を果たしたが、オバマ大統領は政権移行の過程でトランプ氏に引き続き助言すると述べている。

[原文:Here's what Obama told his daughters on the morning Trump won the election

(翻訳: 近松瑛真 )

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