「仕事は大好き。でも、破産寸前」と、声を上げる教師たち

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生活に苦しむ小学校教師たち

REUTERS/Alkis Konstantinidis

大学での6年間におよぶ教職課程を終え、晴れて生徒たちの人生の質を高めるという情熱を満たせるようになった小学校教師レイチェル・ウィリー(Rachel Wiley)は今、学生ローンの支払いに追われ、毎日を暮らすのも厳しい生活を送っている。

「生徒たちのことが大好きです。仕事も大好きで、充実しています。でも、お金が全然ありません」

29歳のウィリーは、Teachers Unitedの署名入り記事でそう語った。The Washington Postは、同記事の全文を掲載した

彼女はまた、自身の経済状況をこう語った。

「他の人と比べれば、恵まれていると思います。家を買うこともできましたし、毎週食料品を買うこともできます。家には水道もあれば、電気も通っていますし、夫とわたしは(かろうじて)動く車も持っています。どうにかやっています。とはいえ、“どうにか" です。毎月、家計簿を見つめると、頭を抱えずにはいられません。まるで何かに失敗した敗北者のように感じることもあります」

アメリカでは教師と、それ以外の同等な仕事の所得格差は明確になっている。Economic Policy Instituteの報告によれば、公立学校の教師とその他の公務員の収入格差は、2015年、今までの最高値に膨れあがった。また、他の大学卒業生と比べ、教師は17%給与が低い。

さらに、米国の教師は他の先進国に比べて、十分な給与が支払われていない。2013年、アメリカの教師の平均年収は5万4000ドル(約615万円)だったのに対し、給料が1番高かったルクセンブルクでは、平均収入が10万ドル(約1140万円)だった。

そのような事実があるにもかかわらず、教師は時に「弱者」などと、政治家にレッテルを貼られる。共和党のジョン・ケーシックは、2015年に行われた共和党教育サミットで、教師を厳しく非難した

「もし、大統領ではなく、わたしがアメリカの国王だったら、教師の談話室をすべて撤廃する。彼らは一緒に座って『不幸なわたしたち』などと言っているだけだ」

ウィリーはこのような類の批判に焦点を当て、対抗する。

「6年間の教育を経て、もっと高い給料をもらって当然と言うのは泣き言でしょうか? わたしはそうは思わない」

[原文:A teacher argues the profession deserves more pay: 'I love my job — but I'm broke'

(翻訳:Wizr)

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