ペットの犬をハグしてはダメ! それがどんなに可愛くても

犬は愛らしく、人懐っこい。きっと、あなたの家のワンちゃんも、ただのペットではなく、家族の一員だろう。

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Ben Gilbert / Business Insider

あなたの気持ちはよくわかる。

上の写真でブルックリンを眺めているのはわたしの愛犬、グッドウィン。彼はわたしと同じベッドで眠る。妻とわたしと一緒に旅行にも行くし、クリスマスプレゼントもあげる。彼は家族の一員だ。

ということは、ハグもする。正直に言えば、わたしは毎日グッドウィンをハグしている。あたかも彼は気にしていない —— それどころか、「ハグされて幸せ!」という —— ように見えるのだが、実は全然ハグが好きではないという可能性もあり得る。

「犬の専門家の多くは、犬をハグすることは理想的ではないと言うでしょう」、犬認知科学者のアレクサンドラ・ホロウィッツ(Alexandra Horowitz)博士は、今年始めのインタビューでそう答えた。

「ハグされた時、立ち上がって尻尾を振り、興奮する犬を今まで見たことがありません。犬たちは違った反応を見せます。我慢しているんですよ

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この犬は間違いなく「耐えている」。

Gene Kim

犬をハグする件に関する論争は昨年、大きな盛り上がりを見せた。賛成派、反対派、双方からの立場を擁護する見出しがチラホラ。

一体、何が起こっているのだろう?

すべては、Psychology Todayの「犬のコーナー」(Canine Corner)と呼ばれる毎週のコラムから始まった。それは、研究や証拠に基づくものではなく、コラムの著者、スタンリー・コレン(Stanley Coren)博士がWashington Postに語ったところによると、「ちょっとした簡単な観察」による発見だったという。コレン博士は犬の科学と心理学において豊富な経験があり、それに関する著作もある。また、博士は犬に焦点を当てたコラムを、Psychology Todayに毎週寄稿している。

そうとは言え、コレン博士自身、コラムは観察に基づくもので、論文審査をするような研究と同程度の影響を与える意図はなかったと指摘する。科学的証拠を示す際、ピアレビューは最低限必要だ。

それでは、あなたは愛犬をハグすべきなのだろうか? 決定的な研究はないにせよ、答えはいまだに「おそらくノー」だ。

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Getty Images

「犬がハグを嫌うという主張の理由は、ハグされる時に彼らが見せる反応による」、ホロウィッツ博士は語る。

「耳を後ろにあげ、唇を舐めます(空気を舐めるような動作)。それか、あくびをしたり。あくびもストレスを感じた時に示す行動の1つです。動いて逃げ出したりもします。または、クジラ目を見せたり。犬が白目をむいている時のことです。彼らは『ちょっと嫌だな』というサインを見せます」

ホロウィッツ博士は、この犬の動作を簡潔に「耐えている」と表現する。

というわけで、わたしたちは成人した人間として、犬をハグする衝動を抑える努力をすべきだ。しかしながら、赤ん坊となるとそう簡単にはいかない。

「子供は犬をハグするのが好きですが、それに耐えられない犬も中にはいます」と、ホロウィッツ博士。そのような場合、普段は大人しい犬が、子供に危害を加えたりすることがある。

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Haley Redshaw/Flickr

「写真の子供の身長は、ちょうど犬の顔の位置ぐらいで、犬が怒って攻撃してしまうと相当ひどい怪我をするでしょう。それがいかに素晴らしい犬であろうと」

「その場合は、犬に非があるのではなく、彼らが嫌がることを我々がしてしまったからです。目の前で唸っているのに、それに気がつかず、結果、噛みつかれる。子供だったら大怪我をする可能性もある」

もちろんそれは、一般常識の範囲だ。子供に犬と遊ぶ際の限度を教えるのに、ホロウィッツ博士のような犬認知科学者を目指す必要はない。それが犬であろうと、猫であろうと(鳥であろうと何であろうと)、ハグに関しては、辛いだろうが限度がありそうだ。

「わたしたちは、愛を示せば犬はそれを感じる、と思いがちですが、ハグに関してはたぶん違います」

[原文:You probably shouldn't hug your dogs, regardless of how adorable they are

(翻訳:Wizr)

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