Starbucks Roastery
スターバックスはアイスクリームの販売をアメリカ国内の100以上の店舗で開始する。
今週、同社はロサンゼルス、ボストン、ワシントンD.C.にある同社の高級店10店で「Roastery Affogato」メニューの提供を始める。
アフォガート(Affogato)はイタリアのデザートで、アイスクリームの上にエスプレッソを注いだもの。STARBUCKS RESERVEでは、Classic Affogatoを6ドル(約690円)、店内で焙煎した豆から抽出したアイスコーヒー、バニラアイス、ビターチョコレートをシェイクしたCold Brew Maltを8ドル50セント(約970円)を提供する。
加えて、カリフォルニア州の通常店舗では、もう少しコストを抑えたメニューをテストしている。店内焙煎ではないが、もっとも高いcold brew maltを6ドル40セント(約730円)で提供する。
スターバックスは、シアトルの店舗で昨年6月からアフォガートの提供を始めた。同社によると、それ以来、冬の間でさえ人気メニュートップ5に入り続けている。
シアトルの店舗で提供していたアフォガートメニューには、フロートアイスやShakerato Affogato(バニラシロップやミントの葉を載せた、冷たいエスプレッソのシェイク)などがあった。しかし、昨年の時点で、高級で複雑なメニューは、通常店舗では提供が難しいことが判明していた。
Shakerato Affogato
Starbucks
代わりに同社では昨年の夏から、バニラ、キャラメル、モカの3種類のアフォガート風フラペチーノを販売している。現在、同社はそれらを本格的な風味に近づける工夫をしている。
スターバックスのCEOハワード・シュルツ(Howard Schultz)氏は焙煎機を備えた高級店を展開しようとしている。同社が、Willy Wonka-esque coffee roasteryで始めた取り組みを、世界中の店舗に広げようという取り組みの1つだ。
アイスクリームが大好きなアメリカ人にとって、イタリアの伝統的なデザートであるアフォガートは、この取り組みにぴったりのメニューだ。
(翻訳:堀口 ゆりえ)