夫婦で会社を経営する「最大の利点」は「最大の欠点」にもなる

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マークとリサは会社を共同経営している

Mark and Lisa Spedale

マークとリサ・スプデールは中学2年の時にコンピュータ・サイエンスのクラスが一緒だった。

「僕は彼女を覚えていたけど、彼女は僕を覚えていなかった」とマーク。「彼女が買ったばかりのThe Outfieldというバンドのカセットテープについてひどく興奮してたことをよく覚えているよ。彼女とデートしたいとその時に思ったんだ」

リサはマークの存在を意識するようになり、一緒にプロム(高校の卒業パーティー)に行った。

高校時代からのカップルは結婚してすでに20年が経過し、2人の子供を授かった。そして、力を合わせてチップス製品ブランド「Primizie」を経営している。

Primizieのコンセプトのもととなったのは2001年に始めたケータリング・ビジネスだった。それがイタリアンカフェ・ワインバーへと変化し、2012年のPrimizieローンチにつながった。

「おじいちゃんやおじさんたちのように自分のフードビジネスをやりたかったからシェフになったんだ」とマークは語る。「一番上の娘が生まれた時、今やるか、一生諦めるかどちらかだと思った。リサにそのことを話すと、僕がシェフの仕事を辞めて自営することに彼女はそれほど乗り気ではなかったんだ。生後8カ月の娘もいたし」

だが、物事は比較的スムーズに走り出した。1年後にリサも仕事をやめ、順調に成長を続けるマークのケータリングビジネスを手伝うようになった。

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マークとリサ・スプデールは中学2年の時にコンピュータ・サイエンスのクラスが一緒だった。

Mark and Lisa Spedale

スプデール夫妻は、夫婦で一緒に働くことの最大のメリットは、最大の欠点と同じだと語る。お互いのコミットメントやプレッシャーを理解できるのはいいことだが、わかり過ぎるのも問題だ。

「働き過ぎじゃないかとか、帰りが遅すぎないかといった不満はないです。仕事でどうしても手が離せない時は、デスクの向こう側に目をやって、ちょっと手が離せないからサッカーの送り迎えはお願いしたい、なんてこともできるし」とマークは言う。

だが、仕事と家庭の線引きがないことは新たな問題を作り出すことにもなる。

リサは言う。

「わたしたちはお互いを頼ることはできないの。『仕事で忙しいから、子どもをプールへ連れて行ってくれない?』なんて言えないのよ。だから、おばあちゃんにお願いするしかないのよ! 向かい合ったデスクで仕事をしているから、そこから逃げ出して家に帰っても、また目の前に旦那がいる。『あなたを首にできるなら、するのに!』と何度言ったかわからないわ。ただ、議論しても長く続かないのが救いね」

お互いに対するリスペクト、理解、現実的な期待がすべての関係においてとても大切、と夫婦は口を揃える。一緒にビジネスを行っているのならなおさらだ。

「仕事の話になっても、どちらかが今は仕事の話はしたくないなと思っていたら、それを尊重して、互いに話題を変えるんだ」とマークは言う。「娘たちもいつも割って入ってくるんだ。仕事の話はやめてってね」

(敬称略)

[原文:A couple who have run a business together for 16 years say the best part of working with your spouse is also the worst

(翻訳:まいるす・ゑびす)

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