『キッチン・コンフィデンシャル』の著者アンソニー・ボーディンの仕事の流儀「No A--hole ルール」

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Getty Images/Frederick M. Brown

ニューヨーク料理界でのアンソニー・ボーディンの人生の大半は、苦難の連続だった。彼は回顧録『Kitchen Confidential』(「キッチン・コンフィデンシャル」)の大ヒットでスターダムにのし上がり、旅行ガイドのセレブとして地位を確立。彼が44歳の時だった。

現在60歳のボーディンは、エミー賞受賞番組『アンソニー世界を駆ける』(原題『Parts Unknown』)のホストを務め、今まで以上に活躍している。先日、ボーディンは『The New Yorker Radio Hour』のポッドキャストの収録のため、The New Yorkerの編集者 デイビッド・レムニック(David Remnick)からインタビューを受けた。その中でボーディンは、バーンアウト(いわゆる「燃え尽き症候群」)を避けるため、自ら実践するシンプルな解決策を語った。その解決策とは、「No A--hole ルール」だ。

(*Asshole:罵り言葉。主に性格の悪い人などを罵って言う)

というのは、ビジネスチャンスがどれほど大きかろうと、気の合わない人物とは仕事をしないということ。

「僕はとても恵まれているよ」

ボーディンは編集者にそう語る。

「ビジネスを一緒にやっている仲間は、好きなやつしかいないんだ。僕はいつも自分にこう問いかける。さて、このビジネスには大金が絡んでいるが、もし夜の10時に電話がなった時、僕は『あー、ちくしょう。やってられっか』とならないだろうか?」

それは、ボーディンがビジネスパートナーの制作会社 Zero Point Zero Production との関係を律儀に保っている理由の1つでもある。同社とボーディンは、2000年のボーディンにとって初の番組『A Cook's Tour』以来、ずっと仕事を一緒にしている。

世界各地を探検して周った過去16年間の経験から、優先すべきは“人生の質”と“幸せ”だという考え方になった、とボーディンは言う。

「人生は短かい。そして、旅をしてみて分かったように、悪いことはいつ起こってもおかしくない。だから、自分が恥ずかしいと思うような仕事はしたくないんだ」

昨年ボーディンは、うまく順応できなかったキャリア初期から、幻滅したセレブ時代、そしてエゴを満たす必要がなくなった父親としての晩年に至るまでの進化をBusiness Insiderに語った

「世界の中の自分の立ち位置を考えなくていいように、必死に頑張っているよ」

彼は自身の目覚ましいキャリアの軌跡を振り返り、感謝の念を覚える。The New Yorkerには、自身の気持ちをこう語った。

「10年前だったら、想像もできないような人たちと仕事をさせてもらっている。プロとして大きな変化だし、そのことについてよく考えたりもする。どうやったら創造的に楽しめて、面白いことをやり、失敗を繰り返さないようにできるか?」

その答えは「NO A--hole ルール」を実践することにある。

「楽しめ。創造的に遊べ。何かを作り上げることが僕は好きなんだ」

The New Yorkerのインタビューの全編(英語)はポッドキャストまたはWNYCのウェブサイトで聞くことができる。

(敬称略)

source:WNYC

[原文:Anthony Bourdain says he lives and works according to 'The No A--hole Rule'

(翻訳:Wizr)

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