ハリソン・フォード
Ian Gava/Getty
2月13日月曜日(現地時間)、カリフォルニア州オレンジ郡にあるジョン・ウェイン空港で大事故が起こるところだった。俳優ハリソン・フォードが操縦していた単発エンジンのプライベート飛行機が、旅客機と接触すれすれで着陸したのだ。
NBC Newsによると、ハリソン・フォードは、航空管制官に滑走路を指示されたものの、間違って誘導路に向かってしまったという。
彼の飛行機は、110名の乗客と6人の客室乗務員を乗せたアメリカン航空のボーイング737の真上を飛行した。現在、フォードは74歳。管制塔に「あの飛行機は僕の下であってたのか?」との録音も残っている。
アメリカン航空の旅客機は事故から数分後、安全に離陸している。
航空管制官は、フォードに滑走路ではなく誘導路に着陸したことを伝えた。誘導路への着陸は、米連邦航空局(Federal Aviation Administration:FAA)の安全規則違反にあたる。
FAAの広報官はハリソン・フォードが操縦していた単発エンジンのプロペラ機に対し「月曜日の午後、ジョン・ウェイン空港の20L滑走路への着陸を許可した。パイロットは正しく復唱したが、20L滑走路と並行している誘導路に向かい、離陸を控えたボーイング737の上をかすめて着陸した」とBusiness Insiderに述べた。
米連邦航空局は事故調査を進めている。通例、処罰は警告状から免許保留、もしくは剥奪までに及ぶ。
これはハリソン・フォードにとって初めての事故ではない。2015年、同氏はロサンゼルス近郊のゴルフコースに小型飛行機で墜落する事故を起こし、病院に搬送されている。また、2000年には、6人乗り飛行機でネブラスカ州のリンカーン空港に緊急着陸もした。
ハリソン・フォードの代理人は、この件に関してノーコメントとしている。
[原文:Harrison Ford was in a plane incident and narrowly missed an American Airlines jet]
(翻訳:Wizr)