2014年、キューバのハバナ港に停泊中のスパイ船
REUTERS/Stringer
14日火曜日(現地時間)、ロシアのスパイ船がデラウェア海岸から70マイル(約113km)のところで発見された。この船はその後、コネチカットの海軍基地から30マイル(約48km)のあたりを「ウロウロしている」と、Fox Newsの記者、ルーカス・トムリンソン(Lucas Tomlinson)氏が伝えた。
情報収集艦「Viktor Leonov」は、様々なセンサーによって近くの発信源からの情報を傍受する。さらに、米海軍のソナー(水中音波探知機)からの信号を測定できる。アメリカ側はすでにこの船舶の航行を把握しており、米国防総省報道官のバレリー・ヘンダーソン(Valerie Henderson)中佐は火曜日、「この船はアメリカの領海にはまだ侵入していない。国際法が守られている限り、すべての国の航行の自由を尊重している」とBusiness Insiderに語った。
アメリカのスパイ船も同様にロシア近海や世界中の海に出ているが、その範囲はアメリカの同盟国の領海であることが多い。
この出来事は偶然にも、国家安全保障担当補佐官マイケル・フリン氏の辞任を伝えるワシントンからのニュースと時期が重なった。フリン氏には、駐米ロシア大使と不適切な会話をしたという疑惑がある。
さらに火曜には、ロシアが新しい核弾頭搭載可能な巡航ミサイルを開発・配備、中距離核戦力(INF)全廃条約に違反しているというニュースが流れ、アメリカの反応に注目が集まっていたところだった。
[原文:Russian spy ship built for eavesdropping spotted 30 miles from a US submarine base」
(翻訳者:にこぱん)