Apple「 iPhone8」はホームボタンをなくす代わりに、画面全体を使ってより多くの機能を実装するらしい。
Steve Kovach
有名なAppleのアナリスト、ミンチー・クオ(Ming-Chi Kuo)氏によると、次世代iPhoneはホームボタンをなくすらしい。その代わりに「バーチャルボタン」を搭載するとウェブサイトMacRumorsも報告している。
つまりこれは、2007年の第1世代から慣れ親しんで来たiPhoneのデザインが変えられてしまう、ということを意味する。
次のiPhoneは「iPhone X」または「iPhone 8」と呼ばれ、5.8インチの画面となる、とクオ氏は予測する。
だが、5.8インチの画面のうち、5.16インチのみが直接使用可能な画面のエリアとなり、画面下の一部は起動中のアプリによってボタンのバリエーションが変化する「ファンクションエリア」となる。以前のレポートでも、ホームボタンは画面に組み込まれる、という噂にはなっていた。
次世代iPhoneは標準サイズのiPhone 7と物理的には同じ大きさで、すべての機能を収めることができる、と言う。以前のレポートにも書かれていたが、次世代iPhoneの画面は端から端まですべてが画面となるため、余分な遊びスペースがなく、同じ物理的な形状の中により大きな画面を搭載することができる、と言う。
ホームボタンがなくなる影響で、Appleは現行のiPhoneモデルに搭載されているTouch IDの指紋認証機能に代わる何かを開発しているそうだ。
それ以外の面では、次世代iPhoneには、エネルギー効率の良い高解像度のOLED画面、さらに容量の大きいバッテリー、ワイヤレス充電などの新機能が含まれるとされる。しかし、これらの機能はそれなりの値札をぶら下げてやってきそうな雰囲気だ。次世代iPhoneの価格は1000ドル(約11万円)を越えると予想されている。
Appleにもコメントを求めたが、返答はなかった。
source:MacRumors
[原文: The new iPhone may ditch the Home button in favor of 'virtual buttons']
(翻訳: まいるす・ゑびす )