Anna Webber/Getty Images
14日火曜日、デルタ航空は同社の従業員8万5000人に対し、11億ドル(約1250億円)の追加賞与を出すと発表した。
この額は、同社にとって過去2番目の額。昨年の15億ドルに次ぐものだ。
アトランタに本拠地を置くデルタ航空の従業員が合計10億ドルを超える賞与を受け取るのは3年連続、3回目。
デルタ航空のCEO エド・バスティアン(Ed Bastian)氏は声明の中で、「世界でもっとも信頼のおけるオペレーションを展開し、顧客に尽くす世界中のデルタ航空の仲間とこの日を祝えることをとてもうれしく、誇らしく思う」と述べた。
デルタの従業員にとって、賞与は年収の1割にあたる。
Airwaysによれば、デルタの従業員への利益還元では、利益の約10%が還元されるが、同社が年間25億ドル以上の収益をあげた場合にはその率が最大20%にまで膨らむ。
過去5年の間、デルタ航空の従業員への利益還元での支出総額は50億ドル(約5700億円)にも上る。
この賞与は6%の昇給とは別に行われるもので、従業員は4月に受け取る予定だ。2015年からの合計で言えば、従業員の基本給料は25%近く昇給したことになる。
同業のユナイテッド航空は2016年に6億2800万ドル(約710億円)を還元したが、アメリカン航空に至っては今年から始めるところだ。
[原文:Delta Air Lines just gave employees another $1 billion reward(DAL)]
(翻訳:日山加奈子)