お城や別荘に泊まれる ―― Airbnbがリゾート地の高級物件も対象に

Airbnbはもともと、創業者2人がアパートのエアマットレス（のスペース）を旅行者に貸し出したことから始まった。

創業から約10年が経った現在、Airbnbはトスカーナ州のタウンハウスや、カリフォルニア州のジオデシックドーム（三角形の部材を組み合わせたドーム）のようなアヴァンギャルドな物件を貸し出すまでに成長した。そして、そんな物件の人気はますます高まっている。

利用者のニーズを取り込むため、同社はサービスの提供範囲を都市部から郊外へと拡大しようとしている。16日木曜日に発表した高級別荘賃貸会社｢Luxury Retreats｣（カナダ・モントリオール）の買収はそんな戦略の一環。Luxury Retreatsはたとえば、｢8つのベッドルームがあるような別荘｣などを所有する。買収価格は3億ドル（約339億9000円）以下。ブルームバーグが最初に伝えた。

Airbnbは今後、Luxury Retreatsの高級物件を自社のリストに統合していく。同社のサービスにはすでに300万件の物件が掲載されている。その中には｢城｣も1400件含まれている。Luxury Retreatsの買収によりAirbnbは、裕福な顧客（観光スポットで長期休暇用の物件を探す）の利用増加を見込んでいる。

source：Luxury Retreats

［原文：Airbnb is officially getting into the luxury vacation home business］

（翻訳：にこぱん）