ほとんどのビタミン剤は無駄。しかし、「ビタミンD」は例外の可能性が!

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ビタミンDのサプリメント

Colin Dunn/Flickr

「ビタミンとミネラルに関しては、摂れるだけ摂っておいた方がいい」。もし、あなたがそう思っているなら、考えを改めた方がいい。元気が出ない時、ビタミンCがたっぷり入ったドリンクに手を伸ばしたくなる気持ちはわかるが、実はあなたの体は、そのビタミンCをすべて吸収できるわけではない。基本的にバランスのいい食事をしていれば、十分な量のビタミンB、C、Eは摂取でき、体は支障なく機能する。

しかしながら、サプリメントの力を借りて摂取すべきビタミンがあることも、近年明らかになってきた。ビタミンDだ。

体がどれほどビタミンDを吸収できるのかは、まだ議論の途中だが、食べ物からビタミンDを摂取するのは困難だ。特にビタミンDが不足している人は、サプリを使えば1日あたりの推奨量を摂取できる。

厳密に言うと、ビタミンDは2種類ある。主にサプリメントと食べ物から摂取できるビタミンD2と、太陽を浴びることで摂取できるD3だ。脂溶性ビタミンであるビタミンDは、骨強度の向上を促進する。また、筋肉を動かす時、感染症と戦うための免疫システムなどでも消費される。

ある研究によると、ビタミンDサプリメントを常に摂取する人は、摂取しなかった人に比べ、平均して長く生きるという。また他の研究では、ビタミンDは骨の健康に良いことが示唆されている。

そして現在、風邪やインフルエンザ、鼻炎などを含む、深刻な呼吸器感染症にかかるのを防ぐのに役立つというさらなる証拠も発見されている。研究結果は、2月15日水曜日(現地時間)医学誌のBMJ(ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル)に掲載された。分析には、ビタミンDを摂取した人物が感染症にかかるリスクを調べた25の試験が使用された。

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