マーク・キューバン氏
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マーク・キューバン(Mark Cuban)氏は、億万長者の投資家で、NBAダラス・マーベリックスのオーナー。彼は、世界でもっとも偉大なスタートアップはUberでもAirbnbでもなく、アマゾンだと述べた。
17日金曜日に放送されたCNBCの番組「Fast Money Halftime Report」でのインタビューで彼は「わたしはアマゾンが世界でもっとも偉大なスタートアップであり、もっとも偉大な企業だと考えている」と発言した。
同氏は、アマゾンを強く推す理由として、その巨大な規模にもかかわらず、新規事業とテクノロジーに投資する意欲を持っていることをあげた。キューバン氏は、アマゾンは最終的に日用品の小売業に留まらず、世界中のあらゆるビジネスを変えると見ている。「とても賢い会社だ」と同氏は付け加えた。
「彼らがUberと競合するようになってもおかしくない」とも。
キューバン氏の発言には一理ある。アマゾンは秘密裏にいくつもの新規プロジェクトに投資し、その中の見込みのあるプロジェクトに迅速に、大きな投資を行う。オンライン書店として始まった同社は、まさしくこの方法で、歯磨き粉やジーンズからクラウド・コンピューティングやファイル・ストレージまでを扱う巨大な企業複合体へと成長した。最近アマゾンは、レジカウンターのないユニークな食料品店を発表し、そこには自動運転車の技術が活用されていると述べた。
これは、キューバン氏がアマゾンとUberが競合する可能性について述べた理由の1つだったかもしれない。Uberは、現在、自動運転車をテスト中だ。
アマゾンをお気に入りの企業にあげる著名なIT投資家はキューバン氏だけではない。Social Capitalの創業者Chamath Palihapitiya氏は、今後50年でアマゾンは今後50年で、5兆ドル(約500兆円)企業へと成長すると予測している。
source:CNBC
[原文:Billionaire investor Mark Cuban calls Amazon 'the greatest startup in the world'(AMZN)]
(翻訳:太田禎一)