アカデミー賞 “作品賞ノミネート” 作品を観たアメリカ人は全体の半分以下

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『ラ・ラ・ランド』のライアン・ゴズリング

Summit

アカデミー賞の発表が近づき、多くの映画ファンが作品賞にノミネートされた映画を観るため映画館に足を運ぶ。そして、受賞作が決まった後は、さらに大勢の人がその作品を観たがると考えるのは自然なことだ。

ところが、デジタルメディアMorning Consultのアンケート調査によるとアメリカ人の半数以上(55%)が、2017年の作品賞ノミネート映画を1本も観ていないことが明らかになった。さらには、ノミネートが作品を見る動機になると答えたのは、わずか14%に過ぎなかった

どの作品が作品賞に選ばれると思うか、という質問には、『ラ・ラ・ランド』がトップ(13%)で、『Hidden Figures』(11%)が続いた。だが一方で、47%の人がわからないと答えた

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Morning Consult

この調査は2000人を対象に、映画を観にいく理由を聞いた。一番の理由は、誰が出ているかだ。39%が出演しているスターがその作品を観たい理由と答えた。

そして31%の人が、予告編がその作品を観るか観ないかを決める判断基準になると答えた。これは若い世代に特に顕著な傾向で、30歳以下に限ると50%を占めた

アカデミー賞同様、映画評論家にもあまり影響力はないようだ。映画レビューで観にいく映画を決める人はほんの15%だ。

source:SummitMorning Consult

[原文:Most Americans haven't seen a single movie nominated for best picture, according to survey

(翻訳:十河亜矢子)

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