米自動車雑誌が2017年「10ベストエンジン」発表

Ford

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12月12日(現地時間)、『ワーズオートワールド』誌は「2017年の10ベストエンジン(2017 Wards 10 Best Engines)」を発表した。23回目を迎えた今回は、8つの新しいエンジンと、2つのエンジンが2年連続で選出された。

「2017年の10ベストエンジン」には、自動車エンジンの変化の兆候が現れている。複数のハイブリッドエンジンに加えて、4気筒と6気筒のエンジンが選ばれた。10台のエンジンのうち6台がターボチャージャー付き、もう1台はターボチャージャーとスーパーチャージャーの両方を搭載している。「10ベストエンジン」の歴史上初めて、8気筒エンジンが選ばれなかった。

「メーカーは、ダウンサイジング、ターボ化、電動化を燃費の良い、優れたエンジンを作るための重要な戦略と考えている。今回選ばれたエンジンは、その戦略を明確に示している」と、ワーズオートワールド誌のシニアコンテンツディレクター、ドリュー・ウインター(Drew Winter)氏は述べた。

まず40台のエンジンが、同誌が10月〜11月にかけて行った実地テストやオンロードテストによって選ばれ、馬力、トルク、仕様の比較、騒音レベル、燃費、新技術の採用などの観点で採点された。

「10ベストエンジン」は、アメリカで販売されている6万2000ドル(約730万円)未満の車に搭載された新型、または大幅に改良されたエンジン、および前年の10ベストエンジンから選ばれる。なお昨年、同誌はVWグループのエンジンを同社の排出ガスに関する不祥事のために除外したが、今年は、Audi A4の2.0リッターエンジンと、Porsche 718の新しい4気筒エンジンが選出対象となった。

では、2017年の10ベストエンジンをアルファベット順に紹介しよう。

1. BMW M240iは、今もっともエキサイティングなスポーツクーペ。335馬力、3.0リッターの6気筒ターボエンジンを搭載。

BMW

BMW

BMW B58エンジンは「なめらかな回転と信じられないほどのスムーズさ、そしてより小型の4気筒エンジンよりも優れた燃費を実現している」。去年に続いて10ベストエンジンに選ばれた2つの優れたエンジンのうちの1つ。

BMW

BMW

2. 昨年に続いて選ばれたもう1つのエンジンは、シボレー・ボルトの1.5リッター、4気筒ハイブリッドエンジン。

Chevrolet

Chevrolet

このハイブリッドシステムの航続距離と素晴らしい燃費は「これまで作られた中で、もっとも革新的で強力なハイブリッドシステムの賜物だ」

Chevrolet

Chevrolet

3. クライスラー・パシフィカハイブリッド。過去10年、様々なハイブリッド車がアメリカ市場に登場したが、これは初のミニバン。3.6リッターのアトキンソンサイクルV6エンジンと2台のモーターが組み合わされている。

Chrysler

Chrysler

パシフィカハイブリッドは、広い空間と快適な乗り心地を損なうことなく、シームレスで効率的なドライビング体験を提供してくれる」

Chrysler

Chrysler

4. 新型フォード・フォーカスRSは、2016年の初めに登場して以来、絶賛を集めている。350馬力、2.3リッター4気筒ターボエンジンは、コンパクトなハッチバックに絶大なパワーをもたらしている。

Matthew DeBord/BI

Matthew DeBord/BI

「今年テストした40台のエンジンには、スポーツタイプの高性能エンジンがたくさん含まれるが、フォーカスRSがもっとも爽快だ」

Matthew DeBord/BI

Matthew DeBord/BI

5. ホンダのアコードハイブリッドは、長年にわたり、トヨタ製の優れたライバルの陰に隠れていた。しかし今年は、パワフルな212馬力と47マイル/ガロン(約20km/L)の優れた経済性を誇るハイブリッドエンジンが高く評価された。

Honda

Honda

「アコードハイブリットの優れたパワートレインは、ドライバーにハイブリッドシステムを運転していることを意識させない。多くのハイブリッドシステムの中で、パフォーマンスと経済性を両立させたベストのエンジンだ」

Honda

Honda

6. ほとんどの自動車メーカーは、ハイブリッドシステムで燃費を追求しようとしているが、ヒュンダイのエラントラエコ(Elantra Eco)はハイブリッドシステムを使わずに低燃費を実現している。同車は、128馬力、1.4リッター4気筒ターボエンジンを搭載。

Hyundai

Hyundai

テストにおいてエラントラエコは、ハイブリッドに匹敵する40マイル/ガロン(約17km/L)の燃費を達成。「静かで、実用的で、価格も手頃で、低燃費。エラントエコは、すべての点をクリアしている」

Hyundai

Hyundai

7. 日産の古いVQ V6エンジンは16回目の選出を逃したが、その後継エンジンが選ばれた。インフィニティQ50(日本名:スカイライン)のハイパフォーマンスグレード「Q50 Red Sport 400」は、400馬力、ツインターボのVR V6エンジンを搭載。

Hollis Johnson

Hollis Johnson

「シルキーで、静粛性に優れ、このクラスでは特筆の23マイル/ガロン(約10km/L弱)の燃費を誇る。そしてアクセルを踏み込めば、あなたはシートに叩きつけられることになる」

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Infiniti

8. マツダの新しいCX-9は、同社のキャッチフレーズ「ZoomZoom」を7人乗りクロスオーバーにおいても実現した。エンジンはスカイアクティブ仕様の2.5リッター、250馬力、直列4気筒。

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Mazda

「7人乗りクロスオーバーと4気筒エンジンの組み合わせは、通常、自動車ジャーナリストを興奮させるものではない。しかし、マツダの新しいスカイアクティブ 2.5リッターエンジンは、わたしたちを魅了した」

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Mazda

9. ダウンサイジングの流れは、メルセデス・ベンツも例外ではない。同車の新型車の多く、具体的にはCクラスとEクラスのセダン、SUVのGLCなどには、2.0リッター、241馬力、直列4気筒ターボエンジンのM274型が搭載されている。

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Mercedes-Benz

M274型ターボエンジンは、力強さとCクラスのセダンでの、26マイル/ガロン(約11km/L)の低燃費が評価された。

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Mercedes-Benz

10. これまで、ボルボは伝統的にスポーツタイプのエンジンに注力するブランドではなかった。しかし、今は違う。新しいV60 Polestarは、同社の新世代エンジン「ドライブE」のうち、ターボチャージャーとスーパーチャージャーの2つの過給器を備えるT6を搭載。

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Newspress

2.0リッターながら、364馬力を誇るこのエンジンは「4気筒エンジンの傑作」。0-60マイル/h(約97km/h)加速は、わずか4.5秒だ。

source:FordBMWChevroletChryslerHondaHyundaiinfinitiMazdaMercedes-BenzNewspress

[原文:Here are the 10 best engines in the world

(翻訳:編集部)

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