出版社がオルタナ右翼の“広告塔”ミロ・イアノポウロスとの出版契約を破棄

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ミロ・イアノポウロス氏

Milo Yiannopoulos

無礼で、なおかつ物議をかもす政治コメントでその名を知られることになった保守派の煽動家 ミロ・イアノポウロス氏が、出版社サイモン&シュスターと交わしていた出版契約を取り消された。

「慎重に検討した結果、サイモン&シュスターThreshold Editionsは、ミロ・イアノポウロス氏による『デンジャラス』の出版を中止することにいたしました」と20日月曜日(現地時間)の声明で述べた。イアノポウロス氏は自身のFacebook上で、この契約の取り消しについて認めている。

昨年25万ドル(約2800万円)の出版契約が発表されてからというもの、多くの公民権擁護者たちがイアノポウロス氏の最右翼的政治主観が往々にして差別的な表現と結びついていることを挙げ、サイモン&シュスターに対し激しい非難を続けてきた。当時、出版社はこの契約の正当性を主張し「我々はどんな形の差別も、ヘイトスピーチも見逃したことなどない」と述べていた。

今回のキャンセルは、保守政治活動協議会 (CPAC)がイアノポウロス氏への講演依頼を撤回するとの発表をした少し後に決定された。CPACの撤回は、イアノポウロス氏が未成年者に対する性的虐待について発言している映像が表面化したことを受けてのことだった。

イアノポウロス氏はここ数カ月、書籍の宣伝ツアーに費やしていた。彼の講演は批評家や抗議運動参加者から非難されていた。今月初旬には、カリフォルニアのバークレー校でも公の場に立つ予定があったが、大学キャンパス内で抗議運動が広がる結果になった。

トランプ大統領は大学側を罵倒し、「言論の自由を許さず、人と違う視点を持つ無実な人々に暴力を働くなら」、大学が連邦政府から助成金を受けられないようにするかもしれないと述べている。

月曜日の一連の出来事につながる発言に対する返答として、イアノポウロス氏はFacebook上で謝罪した。

「わたしにも責任の一端はある。自分自身が子供時代に性的虐待を受けた被害者なのでこの件については何を発言してもいいものと思ってしまっていた。たとえ、それがどんなに人の感情を逆なでするような内容であったとしても」

「しかし、自分のイギリス的な皮肉、挑発、深刻であれば茶化したくなるユーモアのセンスが、軽薄と受け取られたか、他の被害者に対する配慮に欠けていたか、もっとひどいことには(性的虐待を)支持しているかのように聞こえてしまったかもしれないということは理解している。そのことについて深く後悔している。誰もが過去については違った対処をしているのだから」

(編集部注:イアノポウロス氏は以前Business Insiderでコラムを担当していた)

source:Facebook

[原題:Publisher cancels Milo Yiannopoulos book deal]

(翻訳:日山加奈子)

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