ニューヨークのセントラルパーク
Shutterstock/Gregory James Van Raalte
「街の中で多くの樹木を育て、多くの公園を作ろうとする計画」が世界中にある。現在、もっとも緑の多い街はどこなのだろうか?
MIT(マサチューセッツ工科大学)のSenseable Labは、世界経済フォーラム (WEF)と提携し、世界の主要都市の緑の密度を表示するウェブサイト「Treepedia」を制作した。
研究者たちはGoogleのストリートビューの情報を使って、それぞれの都市の「Green View Index」を算出した。「Green View Index」とは俯瞰撮影された写真からそれぞれの都市の緑の範囲の割合を読み取り、緑の密度を計測した数値だ。2016年にローンチされた当時は、リスト内にあるのは10の都市のみだったが、今はさらに5都市が加わった。
「Treepedia」の目標は、業界外の人々にも都市計画に親しみを持ってもらうこと。MITのカルロ・ラッティ(Carlo Ratti )氏は記者会見でそう述べた。 もっとも高い「Green View Indexes」を誇る都市を下記に紹介しよう。
10. ボストン(18.2%)
Downtown Boston buildings overlook the Boston Harbor in Boston, Massachusetts September 13, 2006.
Reuters/Brian Snyder
4. フランクフルト( 21.5%)
The European Central Bank in Frankfurt, Germany.
Dinu Dominic Manns/Flickr
1. シンガポール(29.3%)
Padang, Singapore.
Robert Lowe/Flickr
下記は、シンガポールの「Treepedia」の地図。シンガポールは洗練された高層ビルと緑や広場を重視していることで知られる。2030年までには、緑の範囲のさらなる拡大を計画中だ。2013年の土地利用計画によると、居住者の85%が公園の400メートル以内に住めるようになることが目標だという。
MIT Senseable Lab
source:MIT Senseable Lab
[原文:The 12 cities with the most trees around the world]
(翻訳者:にこぱん)